わが子が小さい時には、いろんな人形劇をたくさん見せてやりたいと思っていました。我が家の人形劇を見せても、フェスなどに行かない限り他の劇団の人形劇をさほど多くを見ていません。
見ても親が見たい人形劇になってしまいます。子どもの発達に良い影響を与えると思っていても、わが子となるとベクトルの矢の方向が違う方向に向いているのではないかと思うこともありました。
家庭内文庫をしていて、紙芝居や絵本の読み聞かせもしていました。たまに人形劇もしていました。だけどやがて子どもたちは成長して、人形劇や絵本の読み聞かせから離れていきます。
もっと他のものに興味をもって離れていくのです。それが子どもにとっての成長なのですが、人形劇も絵本も子どものだけのものじゃないと思っていても、現実とのジレンマに問い返すことがあります。