人形劇のお弁当

日本人形劇地図の情報広場の更新状況や人形劇関連の情報がたくさんあります。

人形劇、パネルシアター、紙芝居、マジックエプロン、童話、のぞきからくり、絵本の読み聞かせ、人形パフォーマンス、ストーリーテリング、絵話などの情報もてんこ盛り!

JPA情報広場の最近の更新記事

日本人形劇地図JPAJapan Puppetry Atlas)の情報広場更新状況

 

大阪:紙芝居グランプリ2023

日程:2181500

場所:阿倍野区民センター(大阪市阿倍野区阿倍野筋4

内容:8組の紙芝居師が出場し、審査員は小学生8人が務める。

入場:無料

定員:300人(先着順)

 

奈良:人形劇「ピーターパン」

日程:2251400

場所:大和高田さざんかホール(大和高田市本郷町)

料金:一般2000円、高校生以下500円、3歳未満は席不要の場合は無料。

問い合わせ:大和高田さざんかホール0745(53)8200

 

千葉:人形劇「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」

日程:2261430

場所:習志野市文化ホール(習志野市谷津1

チケット:子ども2,200円、大人=2,700円。

 

広島:人形作家の辻村寿三郎さん死去 2/5

 

広島:紙芝居とアニメで伝える福島の震災と原発事故 2/8

 

静岡:「栄久ポンカン」始まりを紙芝居で歴史紹介 2/8

 

東京:紙芝居の魅力は「人と人をつないでいくところ」 2/10

 

奈良:拍子木を打ち鳴らすスタイルで創作紙芝居 2/11

 

長野:畳サイズの紙芝居 2/13

 

広島:福山城400年で「世代を超えて学べる」紙芝居 2/14

 

長野:黒曜石テーマに紙芝居 2/14

 

神奈川:人形劇「どうぶつ学級の仲間たち」を公開 2/14

 

山形:湯野浜温泉の成り立ちを紙芝居 2/14

 

鹿児島:指宿枕崎線の紙芝居完成 2/14

 

山梨:すごろく「清里探訪今昔」、紙芝居も披露 2/15

 

広島:紙芝居で特殊詐欺の被害防止を呼び掛け 2/15

 

広島:「福山城紙芝居」を大学生が制作 2/15

 

静岡:製糸業や食文化を紙芝居に 2/16

 

by 人形劇トムテ


UFOと呼ばれる前のUFO

 

現在ではUFOは当たり前の存在になっている。見たことのない人が大勢いても、実際見た人も大勢いいる。写真や動画が撮られてネットにアップされたものもある。精巧なフェイクも作られることから、存在を否定されることはなく、問題はフェイクかどうかの真偽だ。

 

UFOばかりでなく、地震があったのにデマのニュースが拡散される。デマが被害を軽くしたり重くしたり、悲しくも真実を隠したりする。誰でもフェイクやデマを流せる社会になってしまった。簡単にできてしまうことで、逆に真実が嘘になってしまう。オオカミが来た状態だ。

 

子どもの頃、UFOはなく空飛ぶ円盤だった。もっと古い時代にはUFOは何と呼ばれていたのだろう。ヒカリモノ、プラズマ、未確認飛行物体、火の玉、面妖なもの、虚ろ船であったりする。説明がつかないものを人は、自分の知っている言葉を使って説明しようとする。

 

海岸で見た人の乗れるUFOなら亀と呼び、川で見たのなら桃と呼び、竹林にカプセルがあったら光る竹と呼ぶ。流れ星になり、光る雲にもなり、雷神にもなる。太古の昔からUFOは世界各地に現れている。

 

相対性理論の結果、短時間で年を取ったり、サル、犬、キジをテレパシーで従え鬼退治もしたりする。脱出用竹型カプセルでやってきた娘は、月より迎えの宇宙船がやって来る。やってきた宇宙人は人間を超越しているので神になることもある。ビッグバンの前から存在しているなら神と呼んでもいいのかもしれない。

 


未来を切り拓く

 

地球は滅びゆく運命です。わずかなクルーと一緒に新天地に向けて宇宙船は出発しました。命の種を持って旅立ちました。自給自足のエリアがあり、半永久的にクルーたちは死ぬことはありません。宇宙船内で結婚が繰り返されて、宇宙船から出たことのない子どもも増えました。

 

宇宙船には自己再生機能がついていて、自ら壊れに行かない限り、故障することも破壊されることもありません。宇宙船は生きた小さな惑星のようなもので、宇宙船とクルーたちは運命共同体です。人間の未来を切り拓くのが、この宇宙船でした。

 

やがて太陽が異常爆発して、地球はその爆発に巻き込まれて消滅しました。ノアの箱舟状態になった宇宙船です。最初は広すぎるくらいの宇宙船でしたが、宇宙船内の人口も増えていきました。食べ物はありましたが、居住地エリアがひっ迫し始めました。

 

早く新天地の太陽系の惑星を探す必要があります。地球のような惑星は、広い宇宙と言っても、そうそう見つかるものではありません。人類は偶然地球で繁栄したにすぎません。幸運な偶然は宇宙にめったに落ちていません。

 

人口の縮小案が出されました。42歳以上の人間は宇宙船から降ろされることとなりました。住める惑星に降ろされるという意味ではありません。船外へゴミのように放出されるのです。42歳になった人間はみんな覚悟ができていました。自分たちが作った法律なので従うしかありません。

 

法律ができて300年後、画期的な技術が生まれました。もう誰も船外へ放出されることはなくなりました。デジタル人間として生き延びる技術が開発されました。小さなチップの中に何億人も住めるようになったのです。食べ物はいらないし、わずかな電荷で生きることができるのです。

 

チップに移住した人たちは年をとってもいつまでも若々しくありました。宇宙船の人間は人の殻に住みついているだけで人生を送ります。デジタル人間はチップの中で魂だけが生きているような存在です。魂で生きられたら生身の体は逆に邪魔になります。

 

デジタル人間たちはチップに入り、チップハウスという家で暮らします。暮らしが快適なので人間に戻りたいというデジタル人間はいませんでした。チップハウスは宇宙船の中で、若いクルーたちが大事に守っていました。いつか自分も42歳になったら住む家なのですから。

 

万が一にもあってはいけないことが起こりました。管理されていたチップハウスに過電流を流してしまい、何億人というデジタル人間が一瞬で消えてしまいました。夢見た新天地の惑星は永遠の夢になりました。いみじくも宇宙船の名前は「朝露」でした。

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