人形劇のお弁当

日本人形劇地図の情報広場の更新状況や人形劇関連の情報がたくさんあります。

人形劇、パネルシアター、紙芝居、マジックエプロン、童話、のぞきからくり、絵本の読み聞かせ、人形パフォーマンス、ストーリーテリング、絵話などの情報もてんこ盛り!

JPA情報広場の最近の更新記事

日本人形劇地図JPAJapan Puppetry Atlas)の情報広場更新状況

 

山口:地元の食べ物を知ってもらおうと紙芝居贈呈 3/21

 

大阪:陽だまりのブレーメン 3/22

 

神奈川:披露された紙芝居は、『カッパの平六』など3作品 3/22

 

岡山:手話についての知識を深めてもらおうと紙芝居 3/22

 

福岡:読み聞かせのスペシャリスト 3/22

 

広島:絵本作家デビュー「みーくんのおさんぽ」 3/21

 

神奈川:のらぼう菜の魅力を紙芝居で 3/21

 

大阪:おとぎ話の真実 3/20

 

佐賀:紙芝居作家 長野ヒデ子さんの読み語り講演 3/20

 

京都:東日本被災女性の絵本を紙芝居に 3/20

 

沖縄:園児90人が人形劇にくぎ付け 3/20

 

静岡:リアルかかしで紙芝居を再現 3/20

 

三重:観客らを楽しませた人形劇フェス 3/20

 

東京:お父さんのための読み聞かせ講座 3/21

 

大阪:挑戦権はあなたの手の中 3/21

 

東京:人形劇と歌贈る小児がん征圧キャンペーン 3/21

 

by 人形劇トムテ


口演童話を理解する

 

まず、口演童話とは、語り手による声と表現力のみで子どもたちに物語を届ける芸術です。絵本や紙芝居とは異なり、視覚的な情報に頼らず、聴覚と想像力によって物語の世界を体験する点が特徴です。

 

その口演童話の意義には、想像力を育む、語彙力と表現力を高める、共感力を育む、集中力と記憶力を鍛える、読書への興味を育むなどのポイントに集約されます。

 

「想像力を育む」においては、絵本やアニメと異なり、明確な映像が提示されない口演童話では、子どもたちは語りの言葉からイメージを膨らませ、自分だけの物語の世界を創造する必要があります。この想像力は、創造性や問題解決能力など、様々な能力の土台となる重要な力です。

 

「語彙力と表現力を高める」においては、語り手の豊かな語彙や表現に触れることで、子どもたちは言葉の持つ力や美しさを感じ取り、自身の語彙力や表現力を自然と高めることができます。

 

次の「共感力を育む」においては、物語に登場する人物の気持ちや行動に共感することで、子どもたちは自分以外の視点に立って物事を考える力を養い、豊かな人間性を育むことができます。

 

また、「集中力と記憶力を鍛える」においては、視覚的な情報に頼らず、耳からの情報のみで物語を理解するため、子どもたちは集中力を維持し、重要な情報を記憶する力が鍛えられます。

 

最後の「読書への興味を育む」においては、口演童話を通して物語の面白さを体感することで、子どもたちは絵本や児童文学を読むことに興味を持ち始め、読書習慣の形成に繋がる可能性があります。

 

さて、口演童話の歴史は古く、日本では明治時代に巌谷小波らによって広められました。その後、戦後の教育改革によって一時衰退しましたが、近年ではその価値が見直され、再び注目を集めています。

 

現代における口演童話は、幼稚園や小学校での読み聞かせはもちろん、図書館や児童館でのイベントなど、様々な場所で楽しむことができます。また、近年はプロの語り手による公演も盛んに行われており、子どもから大人まで幅広い世代に人気を集めています。

 

口演童話は、子どもたちの成長にとってかけがえのない体験です。ぜひ機会を見つけて、子どもたちと一緒に口演童話の世界を味わってみてください。

 


おとぎ話のメッセージ

 

おとぎ話には、隠されたメッセージがあるということ。おとぎ話は単なる子ども向けの娯楽作品ではなく、時代を超えて受け継がれてきた人生の教訓や知恵が込められています。例えば、道徳的なメッセージがあります。

 

多くの物語では、善悪の判断、勇気、友情、勤勉さ、誠実さなどの重要な価値観が描かれています。主人公が困難を乗り越え、成長していく姿を通して、子どもたちは人生に必要な倫理観を自然と学ぶことができます。

 

他に、込められたものには、心理的なメッセージがあります。おとぎ話には、普遍的な人間の心理や葛藤が反映されています。例えば、「シンデレラ」は虐待を受けながらも希望を捨てずに夢を叶える物語です。

 

ヨーロッパ各地にある民話「赤ずきん」は、誘惑に負けて危険に巻き込まれる物語です。これらの物語を通して、子どもたちは自分自身の心と向き合い、成長していくためのヒントを得ることができます。

 

社会的なメッセージがあるおとぎ話もあります。おとぎ話は、当時の社会情勢や文化背景を反映している場合も多く、男女の役割、階級制度、権力構造などの問題について考えるきっかけを与えてくれます。

 

また、歴史的なメッセージが含まれるものもあります。そういったものは、神話や伝説に基づいたおとぎ話が多く、古代の人々の信仰や価値観、歴史的な出来事などを知る手がかりにもなります。

 

そして、多様性への理解において、様々な文化や民族のおとぎ話に触れることは、異なる価値観や世界観への理解を深め、多様性を尊重する心を育むことに繋がります。例えば、「三匹の子ブタ」は、勤勉さや計画性の大切さを教えます。

 

「鶴の恩返し」は、優しさや感謝の気持ちを教え、「桃太郎」は、勇気や仲間との協力の大切さを教えます。また、「白雪姫」は、美しさよりも内面の大切さを教え、「かぐや姫」は、儚さや人生の無常さを教えます。

 

おとぎ話は、子どもだけでなく大人にとっても、深い学びを与えてくれる貴重な存在です。物語に込められたメッセージを読み解くことで、人生をより豊かに生きることができるでしょう。

 


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